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 一人暮らしと自炊。

自分でまともな食事を作るのは、ずいぶんと久しぶりなことでした。去年の暮れに、お米が切れてから、外食やインスタントラーメン・冷凍食品ばかりたべていました。

そして今日、久しぶりに買ったお米は「たくわえくん」でした。ぼくはいつも無洗米しか買わないのですが、無洗米が品切れだったことと、たくわえくんの値段が安かったこと、また、そろそろ春をむかえ、米をとぐ作業がおっくうに感じられない季節になってきたことなど、さまざまな理由を考えて、たくわえくんにしました。(ちなみに、たくわえくんとは、備蓄米のことです。数年前に、米不足になったときの教訓から、米不足になっても大きな騒ぎにならないよう、政府によって備蓄されているお米です。)

ちなみに、ちょうど一人暮らしを始めた頃に、無洗米が出てきました。はじめは、米をとがないなんて、信じられない!と思っていましたが、米をとがなくてもよいことが、次第に大きな魅力に感じられ、また(ぼくが鈍感なのかもしれませんが)無洗米とそうでないお米の味が、大して変わらないと思い、いつしか無洗米を使うようになりました。特に、冬に冷たい水でお米をとぐのが、どうしようもなくいやでした(苦笑)

久しぶりにお米をといでみたら、小学生の頃を思い出しました。家のお手伝い(でもたしか宿題)で、お米をといでいたことがありました。われながら、あの頃から比べて、ずいぶん大きくなったなぁー、と思いました。今では、だいぶ力も強くなったので、とぐときに力を入れすぎると、お米の粒が割れてしまいます。力いっぱいがちょうど良かった小学生の頃とは大きくちがいます。また、炊飯器のサイズも、実家のものより小さいので、よりその印象を強く持ったのかもしれません。

米をとぎながら、そんなことを考えつつ、やっぱり備蓄米も、無洗米も味は変わらないなぁー、と思った晩ごはんでした。

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