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 新宿区立図書館。

今日初めて、新宿区立図書館を利用した。

新宿区立図書館の利用資格は「新宿区内に在住」か「新宿区に通学・通勤」のいずれかを満たせばよい。そうすると、新宿区内の大学に通う自分としては、1年生のときからずっと利用資格があったのにもかかわらず、ずっと使わなかったことになる。

いろいろ理由を考えてみると、やっぱり何よりも、大学の図書館が充実していることが大きい。400万冊を超える蔵書を検索すれば、必要な本はふつう見つかる。また、必要な本そのものがなくても、関連する資料で大概代替できる。それに大学には行く機会も多いし、便利で近い。

一方の区民図書館は、やっぱり何より、遠くて行きにくい・利用しにくい(と、正直なところ思い込んでいた)。実際は高田馬場駅近くに中央図書館があり、戸山公園の近くに戸山図書館があり、大隈講堂から少し歩けば鶴巻図書館があり、何気に身近だった。灯台もとくらし。また、どうせ公立の図書館だし、大学の図書館にない本があるとは到底考えていなかった。蔵書も81万冊で、公立図書館としては相当充実しているほうだが、大学図書館には及ばない。それに何より、そもそも区立図書館に行ってまで読みたい本だったかどうかといえば、実際そうでもなかったという場合が多かったと思う。

今回、期せずして区立図書館を使うことになったのは、どうしても今、読みたい本があって、それが区立図書館にあったからだった。純粋に学術目的である本なのに、なぜ大学の図書館にないかはなはだ疑問であるが、今回意外にも区立図書館の利用価値が高いことがわかったので、ぜひとも今後も利用していきたいと思う。とりわけ卒業論文の執筆に当たってはお世話になることが多そうな予感がしている。(ちなみに今回借りたのは、来週からのゼミ合宿で使う、沖縄戦関連の資料です。)

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