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 連休の中の真夏日に思うこと。

今日はとてもいい天気だった。っていうか汗ばむくらい暑い、暑い。

いちおう大型連休ということで、その谷間の平日でも、わりと休日っぽい雰囲気なのかなあと思ったけど、意外にそうでもなく、ふつうの平日って感じがした。特に大学。

数年前、学部1年とか2年の若かりしころは、記憶が正しければ、少なくとも法学部では、確か授業は休みだった気がする。親戚のうちにお邪魔したり、サークル・お友だちと出かけたり、神宮に野球を見に行ったり、そんな過ごし方をしていたと思う・・・。で、その間、授業があったとか、授業に出ていたとか、そういった記憶がない。まー、ただ積極的に授業に出てなかっただけかもしれないんですけどね(^^;;

他の学部の事情はあまりよく知らないけれど(商学部も以前は休みだったらしい(いもうと談))、今日の大学が全体的にふつうの平日って感じの雰囲気だったのには正直驚いた。まじめな学生が増えてきたのかなー?だってたった2日だけ授業休めば9連休ですよー??もっと学内が閑散としていてもいいんじゃないか、と率直なところ感じた。

かつては、大学の授業で出席をとることなんて、少なくとも語学以外ではほとんどなかったし、学部によっては「7月は授業をやりません」と先生が公言しただとか、年に一回しか試験がないとか、数百人収容の大教室の授業なのに十数人しか学生がいないとか、そういう光景がよくよく見られたと思う。自分が1年や2年のころはそうだったし、あるいはもっともっと上の先輩方からも同じようなお話を幾度となく聞いている。

自分のゼミの先生もここ数年必修の講義を受け持っているが、かつては出席を取らなかったし、出席を取らないのにいつも満員で、時に立ち見が出るほどの盛況振りを見せる授業が自慢だったけれども、残念ながら学部の方針とやらのせいで、最近は「やむを得ず」出席を取らざるを得なくなったという(それでも毎回ではないそうですが)。まあそのために、中にはきっと「やむを得ず」授業に出ている学生もいることだろう。

「授業で出席を取らない→授業に出る必要がない・試験でよい点が取れればよい→勉強は必要なときにまとまってやればよい→試験前の勉強で何とか単位ゲット!」という循環において学生は、サークル活動やアルバイト、その他の課外活動に時間を大きく割くことができるし、ぼくはそれが学生生活の豊かさをつくりだすとと考えている。大学の数え切れないほどのサークルの存在、そして、学内で頻繁に行われる学生が主体・主催のイベントにもそれが現れていると思う。

自分の学生生活を振り返ってみたときも同様に、どの場面においてもサークル活動の存在は切っても切れないし、自分自身ずっとサークルをがんばってきたという自負もある。学校の教室で学んだことよりも、居酒屋とか飲み屋とか、球場とか先輩の家とか(最近は自分の家ですね)、教室の外で友だちやゼミ生と関わりを深めていく中で学んだことのほうが多いし、それはとてもとても得難い経験だったと感じている。もちろん学部の勉強に打ち込んだっていいとは思うけれども、自分の好きな勉強、思い思いの活動に打ち込み、その中で自分はこれまで成長をとげてきたのだろうなあと感じている。そうして自分の学生生活は、長いだけではない、豊かな時間にすることができたんだと思う。

とまあ、「充実した学生生活」の定義は人によって違うところだと思うけれども、その最優先に来るのが授業に出席することってのはどうなのー??と年長者は思うわけです。とはいえ、そんなことを考えながらも、悲しい現実は必修の語学(ドイツ語)を目の前に背水の陣・・・。明日はちゃんと授業に出ることになりそうです・・・(^^;;

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