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 ボーダーレスな社会と語学。

今日、品川の駅で電車を待っていたら、突然声をかけられた。

「アイムゴーイングトゥー・・・」と言いつつ、メモを指さす。見ると「JR石川町駅」と書いてある。

とっさに「石川町???どこそれ?・・・金沢??」などと考えてしまい、ほんとは(英語を使ういい機会だったので)案内してあげたかったけど、さすがにちょっとどこだかわからなかったので、「わからないので、駅員さんに聞いてください」というようなことを答えた。

メモを見ると、ハングルが並んでいたので、韓国(朝鮮)の人なんだろうとわかったけど、英語を使ってその辺の人に聞くってのはなかなかすごいなー、と思った。日本で英語が通じる可能性ってそんなに高くないのに。まさか「この人英語できそう!」って見えたのかな?(苦笑)少しの会話だったけど、たぶんその英語が片言だろうってことは、正直すぐわかっちゃったけど。

あとで電車乗って石川町って横浜のほうだったかなーと思った。で、いま調べてみたら、なんと品川から電車一本・・・!京浜東北線に乗ればよかったのか・・・!

http://transit.yahoo.co.jp/search?p=%c0%d0%c0%ee%c4%ae&from=%c9%ca%c0%ee&sort=0&num=0&htmb=result&kb=NON&chrg=&air=&yymm=200602&dd=6&hh=21&m1=00&m2=08

(ごめんね、おじさん・・・(苦笑))

でも、こういう人に出会うたびに、朝鮮語習得の必要性を痛感する。日本でもどこの国でも、英語が母語でないところは、ある程度の教育を受けた人でないと、英語を使うことができない。日本では、高等教育を受けた人でも、英語が使えるかどうかあやしい場合すらある。(とはいえ、これは教育の方法によるところも大きいと思います。)

日本に海外から来る人の多くは労働者で、十分な教育を受けていない場合が多い。それに、母国で英語(もしくは日本語)を勉強するくらい余裕があるならば、そもそも職を求めて日本にはやってこないだろう。また、仕事をしながらでも、語学は勉強できるので、しばらく滞在すれば言葉の問題はなくなるだろう、という渡航する側の目算もある。(これは日本に限らず世界中で見られる状況で、いわゆるアメリカンドリームはその代表格。)

しかしながら、日本で働く「あて」がある場合は少ないと考えられ、あるいは、職につくことができても、生活が安定するまでには時間がかかることを考えた場合も、どちらにしても、渡航してくる労働者をサポートする体制は整っていない。とりわけ、語学面での不安は大きい。たとえば、行政サービスはどの程度受けられるのか、医者にかかるような事態が発生したらどうしたらよいのか、事故にあった場合はどうしたらよいのか等々、日々の生活を考えただけでも問題は山積している。真にサポートを必要としている人に、ほとんど手が届いていない。

日本にはどんどん中国・韓国をはじめとするアジアの国々から、職を求めて渡航してくる人が増えている。にもかかわらず、日本側の関心は決して高いとはいえない。日本の関心は中国で以下にビジネスを展開していくか、ということに集中し、日本にやってくる人的資源を以下に生かしていくか、また、どう生活をサポートしていくか、ということをほとんど考えていない。

私の住んでいる新宿区では、比較的、行政サービスの多言語化が進んでおり、4ヶ国語からなるパンフレットなども目にすることがあるが、大概の場合、日本語の説明を簡略化して記載しているに過ぎず、結局情報量は不十分な場合が多い。また、公共的な機関でどれほど朝鮮語や中国語ができる職員がいるかどうかもあやしい。実は必要ではないかもしれないものの、実際にはもっとも必要と信じられている英語ですら間々ならないのに、それ以外の言語などおよそ数えるほどしかいないのが現状ではなかろうか。

そんなとき、自分がもし朝鮮語を(中国語を)話すことができたらと思うと、実に活躍の場が広がると思う。また、そうしてもっと多くの人を助けることができる、多くの人の役に立つことができると心底思う。いまこうして、自分がこのような視野で考えていることを考えると、英語はいわば副次的にできればよい言語であって、これからの社会(世界)をアジアを軸足に生きていくことを考えれば、朝鮮語か中国語ぐらいできるほうが、よっぽど実用的なのではないか、とすら思う。

英語が不必要だというつもりはないし、英語を習得することも留学のひとつの目的であったから否定はしない。むしろ、これからは英語プラスアルファが求められていくのだろう。英語を標準装備として、それ以外に何が話せるのか?というレベルで世界が動いていく時代がやってきていると思う。それはどこの国の社会で生活していても同じで、日本で生活している自分としては、英語と日本語、さらに朝鮮語を、あわよくば大学で第二外国語として習得するはずのドイツ語も・・・!という願望がある。

語学の習得はひとえに根気。やる気を維持するモチベーションにかかっている。就職活動がひと段落したら!!がんばりたいと思う。

コメント

そうだね〜。仕事していて、中国語の必要性をすごく感じます。外回りしていて中国の人にすごく会うせいか…。私が好きなのはハングルだけど、うん、ホントに中国語、ハングルは大切だよね!
あと、思うのが、韓国の学生は日本語そして英語をとてもよく勉強しているということ。そりゃあ人によってまちまちなのだろうけど、韓国では、日本語と英語ができることが就職にと〜っても重要なんだってね。私もがんばらにゃぁ…。就活かんばってね!!

そうだね〜。仕事していて、中国語の必要性をすごく感じます。外回りしていて中国の人にすごく会うせいか…。私が好きなのはハングルだけど、うん、ホントに中国語、ハングルは大切だよね!
あと、思うのが、韓国の学生は日本語そして英語をとてもよく勉強しているということ。そりゃあ人によってまちまちなのだろうけど、韓国では、日本語と英語ができることが就職にと〜っても重要なんだってね。私もがんばらにゃぁ…。就活かんばってね!!

ごめん!2つも投稿してる…それだけ思いが強いと思ってください(笑)

まるこさん、コメントありがとうございます!正直なところ、仕事で必要になるといえば、やっぱり中国語でしょうね。就職活動をしていて、それはものすごく強く感じます。とはいえ、これは中国に行って仕事をするために語学を勉強するってことがほとんどですけど。

留学中に韓国の学生に出会いましたけど、日本語は高校ですでに習うらしいですよ。今年の夏休みに会うので、その辺も聞いてみたいです。楽しみです。

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