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 伊豆へ小旅行 - 友だち関係に思うこと

7月に入り、夏からの留学もいよいよ目前に迫ってきた。ぼくも大学生活の4年間の中で、いろいろなサークルや団体に所属して、それぞれでお友だちや知り合いをたくさん作ってきたが、その多くの友だちから大変ありがたいことに、「お見送り」「お別れ会」イベントを企画してもらっている。この週末は、そんなイベントのひとつとして(もちろんぼくのなかの位置づけとして、ですが)、伊豆・川奈にある大学のセミナーハウスに出かけた。

土曜日の朝早くに東京を出発し、まずは小田原に向かった。
小田原では(昼間から(^^;;)おいしい地ビールを飲み、有名なかまぼこ会社の工場で、かまぼことちくわ作りを体験した。どちらも初めての経験であったが、まずまず上手に作ることができた。なにより、ふだんは軽視しがちなかまぼこやちくわについて、作る工程を始めから勉強することができたのと、職人の熟練の技を目の当たりにしたこと(かまぼこを手作りで作ることは、実はかなり難しい作業なのです!)、そしてなにより作りたてで焼きたてののちくわがとってもおいしかったこと(!)などなど、実に興味深いことばかり、経験することができた。またひとつちくわに対する見方が変わった。
その後、伊豆に向かい、大学のセミナーハウスに宿泊した。夜はたくさんのお酒をならべ、大学には自宅から通っている参加者が多い中、だれもが終電を気にすることなく、心ゆくまで飲み・語り合った。プレイステーションでゲームもした。
翌日はすこしばかり伊豆の観光地をめぐりながらドライブ。城ヶ崎でつり橋を見て、断崖絶壁からきれいな海を見た。昼ごはんに回転寿司をいただき、天城高原のリゾートではパターゴルフをした。そして先ほど、東京へもどってきた。実に実に充実した、中身の濃い二日間であった。
私は運転免許を持っていないので、終始、後部座席や助手席で飲みつつ・食べつつ、言いたいことを言ってさわいでいただけであったが、このような行程は車があったからこそ可能だったのであり、私だけでなく、参加者全体で、みんなで楽しむことができたのだと思う。ドライバーとなってくれたみなさんには本当に感謝している。

大学のキャンパスツアーガイドという特殊な仕事の仲間同士であったが、ここに集まってくる学生は、いろいろなところで努力し、がんばり、活躍している人ばかりで、大変意識が高い。勉強や就職、将来のことだけでなく、恋愛やそのほか私生活に関わることなど、とにかくなんでも相談でき、そしてそれがいつもよい刺激になる。特に、今回の参加者は特に長く付き合っている3年生4年生が中心だったので、深い付き合いをしてきたもの同士だったこともあり、非常に多岐にわたる話をしたが、けっこう勉強になったこと、参考になったことが多かった。この意識の高さが、おたがいによい刺激になり、その中から、今後の生活に生かしていけるものを常に得ることができる。決して大げさにほめているわけではなく、話しているだけでも本当にそう感じられる間柄である。そしてそれだけでなく楽しく楽しく語り合うこともあった、ほんとうにあっという間の二日間であった。

私には、まだ数年大学生活がのこされているが、この4年間で実にいろいろな人と知り合い、付き合うようになり、交友関係もかなり広がった。そしてそう思うとき、自分はいつもまわりの人に支えられているということを常に強く感じる。自分ひとりの力では、到底今の自分はありえなかったように思う。お互いにいい影響を及ぼしあい、本音で語り、そして時にはけんかもし、そうして作り上げてきた人間関係は何ごとにも変えがたい。あっという間の二日間を思い返したとき、もっと長くいっしょにいたい、また、ここで別れること、そしてこのような機会がしばらくもてないことは本当に惜しいと感じた。
今の自分があるのは、今回の仲間を始めとする、自分の身近にいてさまざまな相談にのってくれる、ぼくにつきあってくれるたくさんの友だちの、助けによってであると確信している。そしてそのような仲間を持つことができた自分は、本当に幸せものであると思う。それをありがたく思いつつ、これからも、多くの就職を決めた同級生に向けても、このような間柄・関係を続けていくことができたら、本当に素晴らしいと思うし、ぜひともそうしたいと思う。そんなようなことを再確認・再認識した楽しい二日間であった。

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