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 しばしの休息。

昨夜、実家に帰ってきました。実質1日半の滞在ですが、久しぶりに家族に顔を見せ、のんびりと過ごしています。

よく「なぜ帰るのか」と(特に自宅生の友だちから)聞かれますが、特に理由はありません。単純に実家に帰ってくると、やらなくてはならないことの多い一人暮らしの日常生活から解放されて、(もちろん何ごとも親に任せて生活ができることが前提ですが)、気分がすごく楽なのです。家族とはふだんからメールのやり取りはしていますが、メールでは情報も限られてしまいますし、実際にあって話したいことというのもたくさんあります。いろいろとふだんの生活の様子や、最近おこった事件、相談ごとやらなにやら、いろんなことをお互いに報告します。一年に一度しか会わない親せきの家に行っているというようなイメージでしょうか。今日はあいにくの天気ですが、東京にいるときよりも気楽にやっています。(←でも、実は実家に帰ってくると体調をくずしてしまうことが多いのです。やっぱり東京で一人暮らしをしているときは、(無意識のうちに)それなりに気を張って、ちょっとやそっとの変化にも耐えられるようがんばって生活をしているのですが、実家に帰ってくると一気に気が抜けて、たまっていた疲れがどっと出て、せっかく帰ってきてもずっとベッドに寝込んでいるなんていうことが何度かありました。ひどいときは熱が出ました。ちなみに今回は大丈夫そうです。)

実家に帰ってくるたびに、さまざまな小さな変化に驚きます。だれかの髪の毛が会うたびに白くなっている(後退している)、いつのまにか老眼鏡を使うようになっている、妹の背が大きくなっている、とかいった身近なことから始まって、むかし小さいころ遊んだ空き地に家が建っている、工場が回転寿司屋になっている、コンビニが床屋になっている、道路や駅がきれいになっている、(そういえば、最寄りの駅はいつからか駅員さんが常駐しなくなっていました)、という街の変化もありました。一方で、いまだに変わらない家や畑、そしてなつかしい小学校・中学校。
ぼくの目線は、ちょうどこの街を出た3年前、大学に入るため東京に出てきたときで止まっています。それから何度か帰ってきていますが、いつも2〜3ヶ月のあいだをあけているので、そのたびに家族に街に小さな変化があって、それが毎回の楽しみになっています。見慣れた景色、暮らしなれた環境の中だからこそ、落ち着いて気をぬくことができるのかもしれません。この安心感のために、日程的に無理をしてでも、また、一泊二日という短い期間でも、ひさしぶりに実家に帰りたいと感じているのかもしれません。

ま、それ以上に、なにより帰りやすい最大の理由は、東京からの距離でしょう。新幹線なら2時間あまり、高速バスも夜行列車もあります。気持ち的には、実家と下宿とかなりはなれていますが、移動時間としては大したことはなく、他の地域から出てきている友だちと比べれば、近いほうだということもできるでしょう。そんなわけで、しばしの休息。あしたの夜には、また東京です。

コメント

生まれ育った場所。
それが故郷とかじゃなくても
自分を育て(形成し)てくれた環境
には抵抗できない力がやはりありますよね。
(^^)

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