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 最近・・・。

最近、たてつづけに各方面から、文章の添削を頼まれる・・・。別にぜーんぜんいやじゃないんだけど、そもそも何でおれに添削を頼むのか、少し謎・・・?むしろ、ほんとにおれでいいの?って感じなんだけど・・・。それともみんなおれがひまだって知ってるのか??

添削ってすごくむずかしい。ちょっと手を出しすぎると、すぐ「ふじた流」の文章になってしまう。特に最近はよく英語の添削もしたけど、英語はとりわけむずかしい。何しろ添削者が使いたい表現それ自体がそもそも「ふじた流」の場合が多いし、文法チェックと言いつつも文法を直していると結局表現それ自体を直してしまっていることが多くて、かといって語彙や熟語の選択に手を入れなかったら、意味が通じないとか、そういう場合もあったりする。この場合、添削をしたら「ふじた流」になってしまうけど、「ふじた流」を防ぐために添削をしなかったら意味が通らないから、じゃあおれはどうすればいいの?って、どっちが本末転倒なのかわからない・・・。本人の「意思」とことばの選択を尊重しながら、文章を直すってなんだかそもそも矛盾した作業のようにすら思えてくることもあった。突き詰めて気を使ってやると日本語でも同じことが起こるし、同じことを感じる。

それに、相手がどのくらいの程度の添削を求めているかもきわどい。ちょっとだけ見てほしいのか、「ふじた流」にしてほしいのか。頼んだ人との関係性や頼まれた文章の性格、頼んだ人の締め切りまでの時間的余裕などなど、様々な要素が絡み合って、添削の程度って決まるけど、だからといってはっきりと線引きができるわけではないし、こちらの都合もあるので、毎回必ず期待通りに仕上げられているとも思えない。また、場合によっては、添削の文章がそのまま完成稿として、世に出されてしまうこともあったりする。添削者としては「もう少しここのところ自分のことばで書いて欲しかったのに・・・」とか「これってふじた流の文体じゃん・・・」とか思うことも間々あるし、できればそれだけはご勘弁願いたい場合が多い・・・。

自分の性格のせいかなあ・・・。もっと大ざっぱに上手にできる人もいるだろうに。細かいところを気にしすぎてしまうばっかりに・・・。

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