昨日は第3回目となる憲法カフェ@北区でした。前回よりも多くの方にご参加いただくことができ、(大きい会場ではありませんでしたがw)ほとんど満席という状況。ご参加いただきましたみなさまに御礼申し上げます。
テーマの「人権」は、ひとことでは語り尽くせない、様々な論点があるものの、講師の野口景子弁護士には、大きな視点と細かな議論の双方を、バランスよく押さえて、お話をいただきました。
印象に残ったキーワードのひとつは「不可侵性」と「普遍性」。
基本的人権は、誰にも侵されない・侵すことができないという「不可侵性」、そして、いつどこで生まれたか、どんな人であるかに関わらず、誰にでも保障されるという「普遍性」という要素をもっている。「だから(人権が)大事なんだよね」ということの本質的な意味を、改めて確認できました。
もうひとつのキーワードはやはり「不断の努力」です。これは憲法12条の「この憲法が保障する権利及び自由は、不断の努力によって保持しなければならない」という主旨の規定に出てくることば。
個人的には「普段の努力」でもあるんだろうなと感じてまして、身近なところから、日常生活の中から、生活や権利・人権が守られるように、努力を重ねていかなければならない、と感じています。
もっとも、現在の絶望的な政治の状況こそ、まさに私たちの「(不断の+普段の)努力」が足りないことで、招きよせられたものではないか、という問題提起には、自分の力不足を悔いずにはいられませんでした。まだまだできること・やることはたくさんあるよなぁ・・・と痛感させられました。
また、様々な市民活動の中で、当たり前のように「人権」ということばを使いますが、その意味を改めて学び直し、言語化して確認するという営みが、自分自身のよりどころ、立ち位置を、さらに強化・補強していくということを実感しました。
前回から連続してお越しいただいている方もあり、主催者としては本当にありがたい限りですし、参加者のみなさん同士の交流が生まれていることも、とてもうれしく思っています。
今後も継続して開催をしていきますので、ぜひご参加をいただければありがたいです。
また、可能な方は、ぜひご自身の地域・団体で、憲法カフェを実施し、広げていただくということも、ご検討いただければと思います。(もちろんお力添えができればと思っていますので、ご相談などお気軽にどうぞ!)。