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2012年の年頭に当たって

2012年の年頭に当たって、2011年を振り返るとともに、2012年とこれからの抱負を、少しまとめておきたい。

● 2011年をふり返って

 今思えば、2011年は波乱の幕開けであったと思う。

 2010年の12月末、営業で外出中に、自動車による事故を起こし入院。

 運転中に意識を失い、対向車線側の電柱に正面衝突するという比較的大きな事故であったが、けが人は自分だけという自損事故で済んだ。むしろ、運転していた自分が生還したこと自体が奇跡的ともいうべき状況で、命を落としていた可能性すらあったとのこと。

 そのまま2011年を入院先の病院で迎え、1月上旬で退院。事故によるけがは基本的には完治し、後遺症もない。(なお、入院先の病院でインフルエンザに院内感染したことも、付記しておきたい。)

 このときに、自分の命が失われていたかもしれないと考えれば考えるほど、今の自分は「生かされている」ということを、強く感じるようになった。それまでの自分と今の自分は、確かに連続体ではあるものの、事故をきっかけに一旦リセットされたとでもいうような感覚であり、事故の前後で、全く新しい自分が始まった、それまでとはちがう自分が再生した、そんな感覚を得たできごとであったと感じている。

 退院後、まもなくして退職。

 退職は、決して事故をきっかけとしたものではなく、それまでの約1年あまりの間に、様々な場面で、多くはNPO法人一新塾の仲間たちを通じて学んだ、政治・政策のあり方や市民活動・起業への取り組み、またその身近な人の具体的な成功例を見ているうちに、自分自身も感化されていったことが大きい。

 何より、自分自身が「こうありたい」と思い描く自分の姿と、当時の自分の実際の姿との乖離に対する違和感を、日に日に強く感じるようになり、それが退職を決断するに至るまで高くなったことが要因である。

 退職に当たっては、諸先輩方に様々にアドバイスをいただき、最終的にはどこの組織にも属すことなく(再就職せず)、自ら組織を立ち上げることを選び、現在に至っている。まさに、NPO法人一新塾での学びを深める中で得た、自分自身が描く理想の姿に、徐々にではあるが、近づいていっている確信を今、得つつある。

● 現在の取り組みとその今後

 この1年は、自分の人生の方向性を強く模索するとともに、様々な可能性を実際に試しながら検討した期間となった。自分が進むべき道は、ようやく今、明確になりつつあるとを感じている。

 とりわけ今、取り組みを進めたいと感じているのは、市民活動を通じて、また、政策・制度の立案に対して、直接・間接に関わることによって、どこまで政治と行政に変化をもたらすことができるか、という課題である。派手な活動やパフォーマンスを通じてというよりは、ひとつひとつの地道な活動を積み重ねることで、成果につなげていきたいと考えているし、そうすることでゆくゆくは、社会を変革していきたいと考えている。

 現在関わっているレインボー・アクションでの活動、代表理事を務めるNPO法人若年者自殺予防・対策支援ネットワークの活動、そして、区議会議員の政策スタッフとしての活動については、いずれも、この方向性を具体化したものである。同時にこれらは、自分が活動したい分野と、自分が実現したい社会の方向性、そして、自分自身の人生の目標と、すべてがひとつに収れんしてきている。これをより深化させることを、2012年の到達点としたい。

 レインボー・アクションにおいては、請願・陳情チームにおける、議員や行政職員に対する働きかけだけでなく、公募の事業やパブリックコメントを通じて、地道に活動の幅を広げ、随時、意見表明をしていきたい。また、渉外担当として、国内外の企業や団体による活動に対する助成金を獲得したい。

 NPO法人若年者自殺予防・対策支援ネットワークにおいては、まずは事務的な体制を整えることを優先し、そのうえで活動の充実を図ること、特に、海外の様々な事例について、調査・研究し公開することを今年の活動としたい。

 政策スタッフとしては、これまで以上に、精度の高い議会活動に向けた調査能力の向上を図るとともに、新しい支持者を拡大していくことにも力を注いでいきたいと考えている。

● 成長したことと今後の課題

 2011年を通じて成長できた点は、コミュニケーションの能力と、施策や文献の調査能力の向上があげられよう。

 2011年はとりわけたくさんの新しい出会いに恵まれた。

 特筆すべきは、自分と同世代の人に限らず、幅広い世代の人たちとの関わりが始まったことで、これは自分にとっては新しいチャレンジとなった。世代や価値観の違いを超えたコミュニケーションは、営業担当者をしていたころに比べて、一段と向上したものと感じている。

 とはいえ、まだまだのばせる余地は十分にあると感じているので、これからもさらに配慮ある、相手のことを常に考えたコミュニケーションに努めていきたいと思う。

 施策や文献の調査能力については、学生時代の経験を踏まえつつも、より具体的に、かつ緻密に、対象者や対象となる課題に、かなり迫ることができるようになったと感じている。
 今後は、よりスピードを高めていくことと、精度をさらに高めていくこと、また、マニュアル化(パターン化)することで、誰にでも応用可能な形にできるようまとめたいと考えている。

 但し、2011年については、これまでに自分がもっていた能力やスキルを活用したに過ぎず、新しい力を身につける機会は、あまり創り出すことができなかったことも事実である。

 そこで、2012年は、これまでの自分の能力・スキルの向上については、継続して力を注ぐと共に、さらに、新しい挑戦を様々な分野に広げて挑戦をしていきたいと感じている。

具体的には次の通り。

 ・読書(月に3冊を目標とする)
 ・プレゼンテーション能力の向上(6月の講座までに練習を重ね技術を高める)
 ・ハングル検定準2級合格(11月)
 ・ホームページの更新(ブログの定期的な更新とwordpressを利用した全面リニューアル)

● まとめに代えて

 すべての自分の活動・行動は、誰もが自分の生き方に自信を持って生きられる、誰もが生きやすい社会、そして、誰もが夢を描けるだけでなく、その夢が実現可能であると感じることができ、実際に夢をかなえることができる社会をつくることにつながっていくことが前提である。この大きな目標たるべきビジョンのため、今年も様々に動いていきたい。

「県知事選挙っていまいち盛り上がりに欠けるよね!?」

「県知事選挙っていまいち盛り上がりに欠けるよね!?」

ついひと月ほど前の、私と、ある友人との会話である。広島市在住のこの友人とは学生時代からの付き合いで、同じゼミに所属し、ゼミの内外を問わず、政治経済から国際情勢まで、天下国家を侃々諤々に議論してきた仲である。「選挙が盛り上がりに欠ける」などという発言をしようものなら、「意識が低い」だの「地方自治の精神に悖る」だの「憲法を学んだ人間とは思えない」だの、考えられうるすべての批判と非難が返ってきそうなものであったが、今回はなぜか一致してしまった。なぜか。

 「盛り上がりに欠けていて、候補者もよくわからないし、第一、県政は身近に感じられない。誰がなってもいっしょとは、さすがに思わないが、めぼしい争点もないし、みんな新人で、どうせやってみなければわからないから、今回は期日前に白票を投じて、静かに結果を見守ろう」・・・と公示前後は思っていたが、冒頭の会話が気になって、その理由を探してみたくなった。できる範囲で今回の知事選を追いかけて、それで結果として、やはり盛り上がりに欠けると判断できれば、それはそのときに白票を投じればよいし、思う候補が見つかればその候補に投票すればよい。その意味では投票日まで考える猶予が与えられていると言える。そこで、特別な負担なく入手できる情報源として、中国新聞の報道を題材にしながら、今回の広島県知事選を考えてみることにした。

 さて、今回の広島県知事選挙における候補者は次のとおり(届け出順)。

 無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)、無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)、共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)、無所属で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)、無所属で元県議の河合案里氏(36)。いずれも新人である。

 こうしてみると、共産党を除くいずれの候補も、政党からの推薦や公認を受けない無所属新人の候補ばかりで、先の国政選挙やこれに続く各地の補欠選挙で見られたような、わかりやすい政党間対立の構図はない。だが実は、これこそが「盛り上がりに欠ける」と感じた主因の一つであり、一見して投票する候補を絞り込むことができない理由になっているのではないか。

 公示直後の中国新聞の記事によれば(2009年10月23日)、自民党県連は、県議会で会派が4つに分裂していることから自主投票を決め、国民新党代表は個人的に河合氏を応援、民主党県連も議会内での協力関係を踏まえて、独自候補を擁立せず、一部自民党会派と協力して湯崎氏を支援する方針であり、公明党と社民党は自主投票を決めている。なお、河合氏は立候補の直前に自民党を離党し、県議を辞職している。無所属として立候補している柴崎氏は、もともと民主党所属の県議会議員であったが、民主党県連の反対を押し切って立候補に動いたため、民主党を除籍されている。こうした政党間の争いから無縁なのは、川元氏と、独自候補として村上氏を擁立した共産党だけであり、以上からもわかるように、従来の「政党が支援する候補者=政党の候補者」という枠組みが通用しない。

 また、選挙の動静に大きな影響を及ぼす業界団体の行方も、自民党の分裂と政権交代が響き、特定の候補を支援する動きは広がっていない(2009年10月29日・中国新聞)。

 こうした中、中国新聞社が実施した世論調査の結果が、11月2日付紙面に一面トップで掲載された。

 「湯崎氏と河井氏先行」「広島知事選『関心ある』54%」との見出しである。同日までの報道では、散々政党対決色が薄く、構図がわかりにくいと評されてきた選挙戦であったが、中間発表を踏まえ、結局のところ、二大政党の対決になっていることが鮮明に見て取れる。すなわち、湯崎氏については基本的に民主党の支援を受け、河井氏については自民党支持層の支援を受けているとの構図だ。湯崎氏については、民主党の国会議員が応援演説に立っているし(2009年11月2日・中国新聞)、選挙戦の最終日には、自民党総裁選に立候補した河野太郎氏が、河合氏の応援演説にわざわざ広島まで駆けつけている(2009年11月8日・中国新聞)。

 また、河合氏を個人的に応援している亀井静香氏は、現在でこそ、民主党と連立与党を組む国民新党の代表であり、自民党とは一線を画しているが、もともと長い間自民党の議員だったのであり、広島に帰れば亀井静香氏の支持層は自民党の支持層と大きく重なっている。したがって、地元有権者から見れば、国政では民主党‐国民新党‐亀井静香氏であるのに対し、県政では亀井静香氏‐国民新党‐自民党会派が応援する自民党を離党した河井氏という「ねじれ現象」が生じているといえる。まさに「国政と県政では状況が違うのかもしれないが、私たちにはよくわからない」といった状況が生まれている(2009年11月5日・中国新聞(カッコ内はインタビューの引用))。ごもっともである。

 こうした複雑な構図ゆえ、各候補の政策にも目立った違いが見られず、有力候補2氏も各方面に配慮する結果、確定的・断定的なことが言えず、独自色を打ち出せていない。

 例えば、今回の選挙における、もっとも大きな争点のひとつであろう、鞆の浦架橋計画についてだが、有力と目される2人の候補にいたっては、判断を留保しており、真意がわからない。他にも広島西飛行場の去就や、岩国基地への艦載機移転、中山間地域や島しょ部における行政、経済・雇用、さらには五輪招致についても、今後大きな課題となってくるだろう。問題は山積している。だが、各候補者はどうしたいのか、よくわからないし伝わってこないうえに、候補者間の違いもはっきりしていないようにすら感じられる。

 反対にこれは、明確に意見が分かれ、わかりやすくかつ大きな争点がないことの表れでもある。郵政民営化や原発誘致、米軍基地の県外移転のような争点とは、明らかに性格が異なる争点でもある。わかりやすい争点が必要であり、そのような争点があればよいという話ではない。だが、そうした争点がないと関心が高まらない。結果として、投票率が低くなる。悪循環に陥っているのだろうか。

 中国新聞記事によれば、広島県知事選挙の投票率は、長年、低下傾向にあり、直近の3回の選挙では過去最低を更新し続けている(2009年11月7日)。2005年の前回の選挙は27.14%であり、残念ながら信じられないほど低い水準と言わざるを得ない。現職の引退が伴う選挙であり、候補者はいずれも新人であることから、投票率は上がるとする向きもあるが、どうだろうか。

 むしろ、もともと県政に対する関心それ自体が低いのではなかろうか。手が届く・目に見えるコミュニティの範囲内であればこそ、政策決定過程に意思を表示し・参加をしたい・参加しなければならないと考えるとすれば、県という単位は大きすぎるのか。それとも大きな問題は国政が解決してくれるのか。あるいは都道府県に準ずる権限を持つ政令指定都市たる広島市の市民は、そもそも県政に期待していないのか・・・。

 ここまでの検討の結果、今回の県知事選挙について、少なくとも公示以前にはまったく関心がなかったが、報道をさらっていくうちに、構図や争点が見えてきた。そして、最終的には候補者を絞り込むことができた。結局、投票を決定するまでに投票日の今日まで時間がかかってしまったが、県政の観点からも、地方自治の観点からも非常に興味深い選挙であると振り返ることができよう。あとは結果を待つのみである。また、結果はどうあれ、今後の県政に期待をもちつつ見守っていきたい。

hiroshimagovenorelection

<追記>
 なお、このたびの選挙でも、ついぞ候補者ご本人にお目にかかることはできなかった。2ヶ月ほど前の衆議院議員選挙でも同じであった。私の生活パターンや行動範囲、仕事をしている時間帯など、候補者の側も費用面や選挙区の広さ、様々な要因がからみ合って行き違いとなってしまったはずだが、同時に非常に残念な思いもある。(これだけ関心の高い有権者を放っておくとは!!(苦笑))

 候補者の顔が見えれば、もう少し身近に選挙を感じることができたかもしれない。

ウイスキーが、お好きでしょ?

 私、家にはテレビがありませんので、どのようなコマーシャルが流行っているかなど、いわゆる「流行」にはまったくうとく、よくわからないのですが、こちらのコマーシャルはどうでしょうか?最近はやっているのかな?

http://bit.ly/zrATIZ

 実は偶然、この曲(BGM)をラジオで聞きまして、非常に気になっていたのですが、いろいろと検索をしてみると、ウイスキーのCMソングだったということがわかりました。元祖は石川さゆり、しかももう10年以上も前。そしてここ最近、ハイボールのブームとともに、ゴスペラーズの歌にて復活。

 歌についてはどちらのバージョンもすばらしく、大変気に入りました!

 石川さゆりの伸びあがる高いきれいな声にゆったりとしたメロディー、そして優しい歌い口に後ろ髪をひかれるような歌詞。ゴスペラーズは同じ歌を非常にていねいに歌い上げていますし、余韻を残すような声の伸びがとても印象に残ります。

 また、CMでは出演している俳優さんたちもさることながら、小雪(さん)に大変好感を抱きますwww

 あくまで私の個人的な感想(妄想)ですが、「ウイスキー」「角瓶」「ハイボール」には、普段はビールしか飲まない、生ビールでいつも乾杯をしているような私からすると、ある種の「あこがれ」のようなものがあり、それは同時に小雪(さん)に対する「あこがれ」でもあり、そんな私が「ハイボール」を手にすることは、ちょっと背伸びをして、大人の世界に一歩踏み入れるということで、自分より年上の(小雪(さん)のような)人に対しても見栄を張って(「私もそっちの世界にいるんですよ」と言って)いるようで、このCMは、そんな「ハイボール」を飲んでみたい、頼んでみたい、作ってみたいという気持ちを起こさせている、という感じがしていますwww

 もうウイスキーは角瓶に決まりですね☆( ̄― ̄)

 ハイボールの作り方は小雪(さん)に習いましょう!
http://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/

 というわけで、そんな歌・雰囲気・人・お酒が好きになってくる年ごろ・・・27歳になりました。みなさま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。