基礎代謝をめぐるあれこれ

 ずいぶん前にポイント交換でわが家にやってきた「体重体組成計」。
OMRON 001
http://p.tl/Fh01

 東京に越してきてから本格的に利用するようになり、自分の体に関する数値をおおまかにではあるものの、意識することができるようになった。

 私の「体重体組成計」で計測ができるのは次の5点。

 1.体重
 2.基礎代謝
 3.体脂肪率
 4.内臓脂肪レベル
 5.BMI
 *「4.内臓脂肪レベル」はメーカーの独自指標

 それぞれ、事前に登録されている身長の数字から算出されている。朝と夜、食後と食前で変動の大きい数字もあり、また、そもそも医学的な正確性が担保された器械ではないので、数値はもちろん参考程度ではあるが、自分の健康状態(身体の状態)の変化を知るきっかけ、傾向を把握する一端には大いに活用できる。だいたいの平均のような数字は覚えつつあるので、変化したときなどはすぐにわかる。

 このうち、特に最近気になっているのは基礎代謝の数値。

 基礎代謝とは大まかに言えば、一日で何もしなくても(全く体を動かさなくても)生命活動に必要なエネルギー量のことで、筋肉の量が多いと必要とされるエネルギー量が増加するため、基礎代謝の数値も大きくなり、反対に筋肉量が少ないと必要なエネルギー量も減少するため、基礎代謝の数値は小さくなるという。

 私の年代だと、体重にも左右されるが、平均はだいたい1500~1400キロカロリー。個人的な平均は、以前(少なくとも昨年~今年の前半まで)は1500キロカロリーを超えていたが、ここ1~2ヶ月は1400台に落ちている。

 この数値に変化を与える要因を検討してみると、食生活においては昨年と今年とで、特段の大きな変化はない。また、筋力量を下げるような「運動」をする機会が極端に減ったかというとそうでもない。むしろ興味深いことに、「運動」の機会は増えている。

 私は通常職場まで、自転車で通勤している。時間にして20分前後。3月から週に2~3回程度のの往復で、その「運動量」は決して少なくはない。汗もよくかくし、脚もよく使っている。

 だが、あくまで基礎代謝の計測においてポイントとなるのは筋肉量であり、自転車通勤が日常化しているにもかかわらず、基礎代謝が減少している事実は、自転車通勤が「運動」にはなっているが、「筋力トレーニング」にはなっていないことの証左ではないかと推論する。また、自転車通勤という「運動」によって、体重が若干の減少傾向にあることも影響しているのではないか。

 通勤しながら「筋トレ」をというのは、いささか都合のよすぎる話かもしれないが、ジムでマシントレーニングをしたり、河畔を走り込んだりする余裕、時間、そしてその気がない以上、日常生活に支障がない範囲で効率よく「運動」と「筋トレ」をすること、そしてそれらを健康維持につなげることは極めて重要だと考えている。(ちなみにサラリーマン時代はよくジムに通っていたことを思い出す。)

 だとすれば、自転車による通勤は、残念ながら抑制せざるを得ないw 自宅から少し遠めの駅まで歩いて電車に乗り、職場へも少し歩く駅で下車して、通勤することにしたいと思う。(今思えば、サラリーマン時代の一時期、自宅の最寄り駅のひとつかふたつ手前で下車し、自宅まで歩いて帰宅する実践をしていたこともあった。)

 この歩く実践が、どれだけ筋肉量の向上に貢献するかは現時点では未知数だが、結果についてはまたご報告したいと思う。
OMRON 002
(*ある日の基礎代謝と内臓脂肪レベルの数値)

2012年の半期を終えて

 2012年も折り返し地点を過ぎた。ここで改めて、年頭に設定した今年の目標に対する進捗状況を確認し、課題と目標を見直し再設定することによって、残りの半年間をさらに有効に活用できるよう整理をしておきたい。

● 上半期の新しい取り組み

 まず、この半期で特筆すべきは、自分にとって新しい分野で、新たに仕事と活動の場を得たことである。

 3月より、主に精神障害のある人の就労や生活の支援を事業としている区内のNPO法人で、事務的な作業や手続きの補助・補佐的な業務を担当する非常勤の職員として、勤務をしている。また同時に、同法人もメンバーとなっている、全国各地の障害のある人とない人が共に働く事業所で構成する全国団体の東京事務局を務めており、イベントの開催や、議員・行政に対する政策提言、また、他団体との連携などの活動を進めている。

 この障害者に関連する分野における業務・活動は、私がこれまでに取り組んできたセクシュアル・マイノリティをとりまく課題の数々、そしてまた、在日朝鮮人をとりまく課題の数々と、基本的な視点や考え方、また理想とする社会の姿など、軌を一にするものと言って差し支えなく、むしろ新しい分野に関わるきっかけをいただけたこと、さらに具体的な活動・運動に携わる機会をいただいていることをありがたく感じている。もっとも、政策面・制度面など、基礎的・基本的な知識が不足していることも事実であり、勉強しなければならないことは少なくないが、この機会をさらに活かせるよう努力を重ねていきたいと考えている。(地元の北区での出会いでいただいたご縁をきっかけとしていることも付記しておきたい。)

● 下半期に取り組む現時点では未着手の課題

 年頭に掲げた目標・取り組みのうち、現時点では不十分といわざるを得ず、また、下半期に集中したい(しなければらならない)項目については、次の通りである。

 ハングル検定・・・かなりの勉強不足は否めない状況で、いっそう力を注がない限りは準2級どころか、3級の合格さえ危ぶまれる状況である。
 ホームページ・・・定期的な更新は意識できつつあるが、肝心の新しい知識の習得と、全面リニューアルにはまだまだ手をつけることができていない状況で、常に後回しにしがちであることも、反省の意を込めて付け加えなければならない。

これら取り組みは、いずれもその優先順位が高くできていないことが、不十分な結果をもたらしている理由となっていることは明白で、このままの状況が続けば、目標の達成は困難となることは間違いない。これを機に、軌道修正を図りたいと思う。

● 現在の取り組みをさらに深化させる(着手済みの)課題

 現在の取り組みを深化・加速化させていきたいと考えているのは、レインボー・アクションにおける政策提言活動である。現在までのところ、一定の成果を残すことができているものの、さらにその活動のペースをあげることが必要であると認識している。

 また、11月に控えた主催イベントに向けた準備も、同時並行で取り組まなくてはならないが、いっそう力を注いでいきたいと考えている。

● 2013年に向けて

 少し気が早いような気もするが、2013年の方向性などについても、多少なりとも考えておく必要があると感じている。もちろん、各活動の習慣化を確立することがその大前提だが、そのためのボトルネックになりつつある課題については、きちんと解消をする(か、少なくとも解消できる状況にしておく)べきだろう。

 体力の向上・・・定期的にきちんと運動をしていたと言えるのは、やはり高校生までの時代であり、それ以後は、基本的には体力は低下し続けている。当日中にやらなければならないことや、済ませなければならないことが山積しているにもかかわらず、どうにも眠気に勝てず、床についてしまうこと、または、いつの間にか机に突っ伏して寝てしまうことが少なくない。様々に原因は考えられるものの、低下した体力がその一因であることは(おそらく)明らかなので、対策を検討し向上に努めたいと思う。

 余暇時間の確保・・・ここで言う余暇とは、旅行に出かけたり、スポーツを観戦したり、読書をしたりと言った、自分の活動や仕事に必ずしも直結はしない(けれども重要な)時間のことで、前の会社を退職してからというもの、基本的に確保できていない。自分自身(の特に内面)をさらに充実化するためには欠かせない時間であることから、やはり意識して確保するように努めていきたいと感じている。

 なお、ここで改めて指摘をしなかった事項については、基本的には現在の取り組みを、そのままのペースで継続していきたいと考えている。その上で、年末にはまたよい報告ができるよう力を尽くしていきたい。

花粉症にまつわる顛末(私の場合)

 「どうにも鼻水とくしゃみがとまらない・・・。」

 そんな毎日が続いていた昨年の3~5月。それが花粉症ではないか、という疑いは自分の中にも、また周りの人たちの間にもあったものの、なんだかんだと忙しさを理由にして、結局のところ、医療機関を受診することなく、昨年はシーズンを終えた。

 そして、今年に入り、またその季節を迎えようとしていた。

 昨年は鼻水とくしゃみがあまりに気になり、普段の生活に支障をきたすほど(気になって集中力が低下するとか、ティッシュを必要以上に使うとか、そんな状況)であったことから、早めに専門医を受診することが肝要であるとの助言を、長年の花粉症患者当事者の一人である母親を始め、数々の方々からいただいていたが、(また言い訳だが)なかなか都合がつかず、機会を逸したままでいた。

 しかし、昨年のような苦労と恐怖、生活への負担、また、(花粉症を治療しないことによって生ずる様々な)機会の損失を考えると、治療しないことを選択するにはあまりに不都合が多いと感じるようになり、意を決して、身近な耳鼻咽喉科にかかることとなった。

 ・・・と、まあ堅苦しく書きましたが、要は昨年はあまりに花粉症に苦しんだので、もう二度とあんな苦しみを味わいたくないと思い、今年は早めに耳鼻科にかかることにしました。

 最初に受診したのが1月末(1月25日)。

 初診の医院だったため、説明に苦労したことと、自分自身も自覚症状がなかったことが非常に多く、先生に指摘されても全く心当たりがなかったことばかりで、初めて気づいたことが様々にあったため、なかなか会話がかみ合いませんでしたw それまで、いかに自分が、自分の健康のこと、とりわけ鼻やのどのことを気にせずに生きてきたかを実感せざるを得ませんでしたorz

 初診では、とりあえず2週間分の薬(点鼻薬、点眼薬、抗アレルギー剤)を処方してもらい、対策を開始することに。先生の見立てによれば、スギの花粉で典型的な症状を呈しており、また、のどや鼻の状況から、アレルギー症状が見られるとのことで、アレルギーに対する対症療法によって治療を進めるとのこと。

 しかし、2月も中旬を過ぎた頃(そろそろ花粉症シーズンも本格化するかなあという頃)、どうしても鼻水とくしゃみが止まらず、薬が効いている感覚がなかったため、薬がなくなる2週間を迎える前に再度受診(2月20日)。「まだ花粉のシーズンは始まってないんだけどねえ~」とおっしゃる先生に訴えて、少し強めの抗アレルギー剤に薬を変えてもらうことになりました。

 変更をしてもらった薬の効果は(自分自身の感覚を根拠にすれば)てきめんで、花粉症のシーズンを過ごしていると、全く感じることがないままに過ごすことができました。念のためマスクは始終つけていたものの、正直なところ、薬の効果によってマスクがあってもなくても変わらないのではないかと思えるほどで、出がけにばたばたしていてマスクを忘れて外出していても、花粉の影響を感じることはほとんどないような有様でありました。

 そして4月末。

 「これでだいたいスギ花粉の季節は終わりますから、薬がなくなっても特に症状を感じることなく、問題なく過ごせるようであれば、もう今シーズンは来なくていいでしょう」との趣旨のお言葉を先生からいただき、ステレオティピカルな花粉症のみなさまと同じように、自分もこのまま無事に今シーズンを終えることができるのだなあ、そしてもう医院に通わなくてもいいのだなあという喜びと、マスクを手放し花粉症を話題にできなくなることへの一抹の寂しさを感じつつ、日常生活に戻ることとなりました。

 ところが・・・、薬をやめた直後(5月中旬)から、朝の起床時ののどの痛みと鼻づまり、また日中も、断続的な鼻づまりに悩まされるようになってしまい、いつまでたっても症状が改善されないことから、やむなく再度(6月初旬(6月1日)でしたが)受診することとしました。

 先生に一部始終を伝えると、やはりスギ・ヒノキではない、ほかの花粉の可能性があること(端的にはブタクサでしたが)、また、花粉の症状だけでなく、風邪の症状も見られることを教えていただきました。また同時に、少し風邪の症状も見られるとのことでした。そして、先生のもとでは、それまで検査を受けていなかったことから、血液検査も実施していただくこととしました。

 花粉症の血液検査は、比較的簡便にアレルゲンを明らかにすることができると聞いていたこともあり、内心自分では待ち望んでおりましたw 画鋲の針のようなものを左手の中指に刺して、出てきた血液を採取。20分ほど待って出た結果は、スギ花粉のみ陽性で、他の種類(ブタクサやハウスダスト、ヨモギなど)は陰性とのこと。

 先生も予想外の様子で、(予測が外れ)若干残念そうではありましたが、私としては結局のところ、人より過敏・過剰に反応しているというだけで、納得することとなりました。人より少し早い段階で反応し、かつ、人より長く症状を感じるというところでしょうか。(しかも追記すべきは、いま現在もまだ花粉症様の症状を日々感じているということですw)

 昨年よりも花粉が少なかった今年で、このような症状だったことを考えると、来年以降はどうなるか、まだ経験値が少ないこともありますが、何とも想像がつきません。しかしながら、今年明確になったことは、薬による対症療法で、生活に支障のないレベルにまで症状は大きく軽減できること、そして、そのために無理なくシーズンを過ごすことができるという事実です。

 そこで、花粉症に苦しんでいるが、まだ病院に行っていないというみなさんには、ぜひ受診をすすめたいと思います。受診するかしないかは、人生を大きく左右するほどの大きな差をもたらすと私自身は強く感じています。通院や服薬に対する億劫さは私も理解します(だいたい昨年はそのために受診しなかったわけです)が、その億劫さを上回る利益を今年は感じています。何より花粉症のことを気にしなくて済むようになることが最大のメリットです。そんなわけで悩んでいるみなさんは、来年こそぜひ受診しましょう◎

 *写真は1月末に処方された薬の一覧。たくさんあるように見えますが、多いのは説明書w 薬は手前にある錠剤と、点鼻薬、点眼薬だけです。それでもやはり受診を億劫に感じてしまいますでしょうか・・・(^^;;
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